性病検査の費用・種類・内容
かえでレディースクリニック福岡博多
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性感染症(STI)は、性行為によって感染する可能性がある病気の総称です。福岡エリアでも、若い世代を中心に、梅毒などの性感染症の感染者数が増加しています。
性感染症の多くは自覚症状に乏しく、気づかないうちにパートナーへ感染を広げてしまうケースも少なくありません。放置することで、不妊や流産、将来的な健康被害につながることもあります。
この記事では、性感染症の基礎知識から、検査の種類・費用、治療について詳しく解説します。
性感染症(STI/性病)とは
性感染症(STI)とは、性行為(セックスだけでなく、キスやペッティングなど)を介して感染する病気です。性器だけでなく、喉や口の中に感染するケースも増えています。
多くの場合、感染しても自覚症状がほとんど出ず、気づかないうちに病状が進行し、不妊症や骨盤内炎症性疾患などを引き起こすリスクがあります。
少しでも不安を感じた場合や、感染リスクのある行為があった場合は、早めの検査が大切です。
かえでレディースクリニック福岡博多では、検査結果をWeb上で確認できるシステムを導入し、プライバシーに配慮した診療体制を整えています。
性病検査の費用
| クラミジア(腟) |
通常検査
3,300
円
即日検査 5,300 円 |
|---|---|
| 淋病(腟) |
通常検査
3,300
円
即日検査 5,300 円 |
| クラミジア(咽頭) | 3,300 円 |
| 膣&咽頭セット |
クラミジア
9,800
円
|
| クラミジア&淋病セット |
膣
8,800
円
|
| 梅毒 |
即日検査※ 2,900 円 |
| HIV |
即日検査※ 3,800 円 |
| トリコモナス |
3,300 円 |
| マイコプラズマ |
3,300 円 |
| B型肝炎(HBV) |
2,310 円 |
| C型肝炎(HCV) |
2,860 円 |
| ウレアプラズマ・マイコプラズマセット |
8,800 円 |
| 即日梅毒・HIV検査 |
5,500 円 |
| 即日性病検査(HIV・梅毒・淋病・クラミジア) |
19,800 円 |
性病簡単チェックリスト
性感染症は無症状で進むケースが多いため、以下のような変化がある場合は検査をおすすめします。
- デリケートゾーンの痛みやかゆみ
- 外陰部にイボや水ぶくれがある
- おりものの量・においの変化
- 白くポロポロしたおりもの
- 喉の痛みが長引いている
- 原因不明の発熱
- 性交痛や排尿時の痛み
- 性交後の出血
性感染症(STI/性病)
の種類と症状
主な性感染症としてクラミジア、淋病、梅毒、膣カンジダ、トリコモナス、マイコプラズマ・ウレアプラズマ、性器ヘルペス、肝炎、HIVなどが挙げられます。
症状の出方もさまざまで、赤みやかゆみなどのサインが生じるほか、全くの無症状で病気が進んでいる場合もあります。
クラミジア感染症
現在、日本で最も感染報告が多い性感染症です。「クラミジア・トラコマティス」という細菌が原因で、感染から1〜3週間ほどの潜伏期間を経て症状が現れることがあります。
最大の注意点は、女性の多くが無症状、あるいは軽度の症状しか出ないことです。治療せずに放置すると、将来の不妊症や子宮外妊娠の原因になることもあるため、症状の有無にかかわらず早めの検査が重要です。
| 主な症状 |
性器:おりものの増加、下腹部痛、不正出血、性交痛 喉:喉の痛みや腫れ、違和感 |
|---|---|
| 検査 |
膣内のおりものを採取して検査を行います。感染の可能性がある性交渉から1〜2週間以降が、検査の目安となります。当クリニックでは、性器のクラミジアについて即日検査にも対応しています。 |
| 治療 |
抗生物質による治療を行います。処方内容や服用期間は症状や体調によって異なりますが、適切に治療を行えば完治が可能です。 治療後は、3〜4週間後以降に再検査を行い、陰性が確認できれば治療完了となります。 |
淋菌感染症(淋病)
淋菌と呼ばれる細菌によって引き起こされ、性器だけでなく、喉や目、肛門など全身の粘膜に感染します。
感染から2〜7日の短い潜伏期間で発症し、感染女性の約10~20%は無症状です。気づかずに放置すると炎症が子宮や卵管へ広がり、将来の不妊症や骨盤内炎症性疾患(PID)につながることがあります。また、妊娠中に感染した場合は、出産時に母子感染を起こすリスクもあります。
| 主な症状 |
性器:おりものの増加、黄色〜黄緑色のおりもの、下腹部痛、不正出血、性交痛、排尿時の痛み、頻尿 喉:喉の痛みや腫れ、違和感、発熱 |
|---|---|
| 検査 |
感染部位に応じて検体を採取し、検査を行います。性交渉から1週間以降に検査可能です。 当クリニックでは、性器の淋菌検査に対応しており、クラミジアとの同時検査も可能です。 ※直腸の検査については対応しておりません。あらかじめご了承ください。 |
| 治療 |
主に抗生物質の点滴または注射による治療を行います。治療後は、3〜4週間後以降に再検査を行い、陰性が確認できれば治療完了です。 淋病はクラミジアと同時に感染しているケースが多いため、同時検査・同時治療を行うことで、再感染や治療の遅れを防ぐことが大切です。 |
梅毒
近年、若い世代で爆発的に増えているのが梅毒です。「梅毒トレポネーマ」という細菌が原因で起こる性感染症で、性交渉だけでなく、キスやオーラルセックスでも感染します。
感染から約3週間の潜伏期間を経て症状が現れますが、症状が一時的に治まることも多く、治ったと誤解されやすい点が特徴です。治療せずに放置すると、体内で感染が進行し、数年後に重い合併症を引き起こすことがあります。
| 症状 |
第1期:感染部位に、痛みのないしこりやただれ 第2期:全身に赤い発疹(バラ疹)が広がる、リンパ節の腫れ、発熱、倦怠感など 第3期(治療せずに経過した場合):ゴム腫、神経障害、大動脈炎 ※現在では、早期検査・治療によりここまで進行する例はまれです |
|---|---|
| 検査 |
血液検査で行います。性交渉から1カ月以降が、正確な検査時期の目安です。当クリニックでは、約20分で結果がわかる即日検査にも対応しています。 ※過去に梅毒に感染したことがある方は、追加検査が必要となるため、結果は後日となります |
| 治療 |
抗生物質(主にペニシリン系薬剤)による治療を行います。治療期間は感染の進行度によって異なりますが、早期に治療を行えば完治が期待できます。 治療後は、医師の指示に従って経過観察や再検査を行い、治癒を確認します。 |
参考: 梅毒について|福岡市保健所
膣カンジダ
体内にもともと存在する「カンジダ菌(常在菌)」が、膣内で過剰に増殖することで起こる感染症です。
性交渉によって発症することもありますが、疲労やストレス、抗生物質の使用などがきっかけとなる場合もあり、必ずしも性感染症とは限りません。そのため、性交未経験の方にも発症します。
| 主な症状 |
酒かす状・カッテージチーズ状の白いおりもの、強いかゆみ、外陰部の腫れや赤み、ヒリヒリ感 |
|---|---|
| 検査 |
おりものの状態や膣内の所見を確認し、必要に応じて検査を行います。診察のみで診断できる場合もあります。 |
| 治療 |
抗真菌薬の膣錠や塗り薬、内服薬による治療を行います。多くの場合、数日〜1週間程度で症状は改善します。 |
膣トリコモナス症
トリコモナス原虫という目に見えない寄生虫が原因です。女性は症状が出やすい一方、男性は自覚症状が乏しいことが多く、知らないうちにパートナーに感染させているケースも少なくありません。
治療せずに放置すると、膣や子宮の炎症が続き、不妊や早産のリスクになります。
| 主な症状 |
黄緑色で泡状の強いにおいのあるおりもの、外陰部のかゆみや痛み、ただれ、性交痛、排尿時の痛み |
|---|---|
| 検査 |
膣内のおりものを採取して検査を行います。 |
| 治療 |
抗原虫薬の内服による治療を行います。症状が改善しても感染が残っていることがあるため、医師の指示に従い、治療を最後まで行うことが大切です。 |
マイコプラズマ・
ウレアプラズマ
主に性行為によって感染する細菌による感染症です。肺炎の原因となるマイコプラズマとは別の菌で、性器や喉に感染します。
女性では無症状のまま経過するケースも多く、気づかないうちに炎症が長引き、不妊や流産のリスクを高めることがあります。近年、感染報告が増えている感染症の一つです。
| 主な症状 |
おりものの増加、外陰部の違和感や軽度のかゆみ、排尿時の違和感 |
|---|---|
| 検査 |
膣内の分泌液を採取して検査を行います。感染の可能性がある性交渉から1〜2週間以降が、検査の目安となります。 |
| 治療 |
適切な抗生物質による治療を行います。菌の種類や体調によって使用する薬が異なるため、自己判断での治療は避けましょう。 |
性器ヘルペス
「単純ヘルペスウイルス」によって起こる感染症です。感染力が強く、性器だけでなく、オーラルセックスによって口や喉に感染することもあります。
一度感染するとウイルスは体内に潜伏し、体調不良やストレスをきっかけに再発を繰り返す特徴があります。初めての感染時には、発熱と全身の倦怠感を伴うケースが多いです。
| 主な症状 |
性器:水ぶくれや潰瘍、強い痛み、ヒリヒリ感 全身症状:発熱、倦怠感、リンパ節の腫れ |
|---|---|
| 検査 |
水ぶくれや潰瘍から出る浸出液を採取して検査を行います。 |
| 治療 |
抗ウイルス薬の内服により、症状を抑える治療を行います。ウイルスの完全排除はできないため、再発を抑える治療が中心となります。 再発を繰り返す方には、再発の初期症状を感じた段階で服用を開始する治療(PIT)が選択肢となる場合もあります。 |
B型・C型肝炎
肝炎ウイルスによって肝臓に炎症が起こる感染症です。血液や体液を介して感染するため、性行為も感染経路の一つとされています。
初期には自覚症状がほとんどないまま進行することが多く、気づかないうちに慢性肝炎へ移行する場合があります。放置すると、肝硬変や肝がんへ進行するリスクがあるため、早期の検査が重要です。
| 主な症状 |
全身:強い倦怠感、疲れやすさ、食欲不振 肝機能異常が進行した場合:濃い色の尿、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、腹部の不快感 |
|---|---|
| 検査 |
血液検査で行います。B型肝炎は性行為から約2カ月以降、C型肝炎は約3カ月以降が検査に適した時期となります。 |
| 治療 |
B型肝炎は、急性の場合は自然に回復することもありますが、慢性化した場合には抗ウイルス薬による治療を行います。 C型肝炎は、現在では副作用を抑えた飲み薬による治療(インターフェロンフリー治療)が主流で、多くの方がウイルス排除を期待できます。 |
HIV感染症/エイズ
「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)」が体内に入ることで起こる感染症です。性行為や血液を介して感染し、感染後すぐに重い症状が出ることは少なく、数年〜10年以上にわたり自覚症状のないまま進行するケースもあります。
治療を行わずに進行すると、免疫機能が大きく低下し、エイズ(後天性免疫不全症候群)を発症します。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、かつては治療法がなく不治の病と恐れられていましたが、現在は早期に発見して適切な投薬治療を続ければ、エイズの発症を抑え、健康な方と変わらない日常生活を送ることができます。
| 急性期 |
高熱・咽頭痛・倦怠感・息苦しさなど、風邪やインフルエンザに似た症状 |
|---|---|
| 無症候性キャリア期 |
数年〜10年以上、無症状のまま進行 |
| エイズ期 |
免疫機能が大きく低下し、日和見感染症(肺炎・カンジダ症など)、悪性腫瘍、神経障害などを引き起こす |
| 検査 |
血液検査で行います。性交渉から約12週間(約3カ月)以降が、検査時期の目安です。当クリニックでは、約20分で結果がわかる即日検査にも対応しています。 |
| 治療 |
体内からHIVを完全に排除することはできませんが、抗HIV薬による治療の継続で、ウイルス量を抑え、免疫機能の低下を防ぎます。 |
性感染症(性病)
の予防方法
自分自身と大切なパートナーを守るために、最も基本的で効果的な予防策は、コンドームの正しい使用です。
性感染症は粘膜や皮膚の接触によって広がるため、性器に限らず、口や喉、肛門などあらゆる部位が感染経路になり得ます。
「挿入時直前」の着用では予防として不十分なため、性交の最初から最後まで一貫しての使用が大切です。
また、血液を介して感染する疾患も存在するため、出血を伴うようなリスクの高い行為(月経中のセックス、デリケートゾーンが傷ついた状態でのセックス、アナルセックスほか)を避けることも、感染を防ぐ大切なポイントとなります。
感染が見つかった場合は、パートナー間で感染・治療・再感染を繰り返す「ピンポン感染」を防ぐため、パートナーとの同時治療が不可欠です。
かえでレディースクリニック福岡博多では、検査だけでなく、具体的な予防法についても、お一人おひとりの状況に合わせて丁寧にお伝えしています。
よくあるご質問 Q&A
Q.
症状がまったくないのですが、検査だけでも受けられますか?
はい。不安な行為があった場合や、自身は症状が出ていないがパートナーが陽性の診断を受けた場合でも受診が可能です。ご自身の身体と大切なパートナーを守るためにも、お気軽にご相談ください。
Q.
誰にも知られずに受診・結果確認をすることは可能ですか?
かえでレディースクリニック福岡博多では、プライバシーを厳守しており、検査結果はスマホからWebでご確認いただけます。ご自宅に郵送物が届くこともありませんので、周囲に知られずに安心して受診いただけます。
Q.
検査結果はどのくらいでわかりますか?
梅毒やHIVの「即日検査」であれば、当日約20分で結果をお伝えできます。精密検査が必要な項目は数日〜1週間ほどお時間をいただきますが、結果はWebからご自身のタイミングでご確認いただけます。
Q.
性交渉から何日経てば正確な検査が受けられますか?
検査項目により異なりますが、クラミジア等は数日〜数週間、梅毒やHIVは1〜3カ月後が正確な判定の目安です。検査に応じて最適なタイミングをご提案しますので、まずはお早めにご相談ください。
Q.
性病検査では、必ず内診をしますか?
いいえ。すべての検査で内診が必要になるわけではありません。検査内容によっては、尿検査や血液検査、おりものの採取のみで行える場合もあります。内診が苦手な方や陰部を見られるのに抵抗がある方は自己採取もご案内可能です。専用の綿棒を使ってご自身で膣内の分泌物を採取していただくなど、簡単に採取できるのでご希望の方はご相談ください。
症状がある場合や、膣や子宮の状態を確認する必要がある場合には内診を行うことがありますが、事前に内容をご説明し、ご同意をいただいたうえで実施します。
Q.
性病検査は痛いですか?
検査方法によって異なりますが、強い痛みを伴うことはほとんどありません。血液検査は採血時のチクッとした痛み、おりもの検査は違和感を抱く程度のことが多く、短時間で完了します。